〜中近東・阿弗利加の剣〜
名称全長重さ特徴・説明地域
アダ
(Ada)
80〜100cm
(65〜80cm)
1.5〜2.0kgベニン王国の族長が用いた儀式用刀剣
全く統一性が無くバリエーションが豊富
象眼された紋様が特徴で、神聖的な紋様が象眼されており、これを持つ者はその力を得ると言われている
西アフリカ・ナイジェリアの南部
アフェナ
(Afena)
80〜90cm
(60〜65cm)
1.5〜2.0kgアシャンティ王国の刀剣
湾刀
球状の柄頭と鍔
部族ごとに統一されたアボソディーという飾りが付いている
西アフリカ・ガーナ
イルウーン
(Ilwoon)
60〜80cm
(55〜60cm)
0.9〜1.2kgブショング王国のバクフ(クバ)族の用いた刀剣
皿状の柄頭を持ち撥状の剣身・切先をしている
儀式用にも使われたがその剣身は木製である
中央アフリカ・ザイール
オル・アラム
(Ol Alem)
70〜80cm
(60〜65cm)
0.8〜0.9kgサバンナのイルマサーイ(マサイ)族の刀剣
剣身は全体的に細長く切先が幅広になっている
剣身中央に強度を持たせる為の峰がある
剣身の根元に直接皮紐を巻き付けただけの握り
鞘には帯状になった剣帯が付いており、それを腰に巻き付けて携帯する
アフリカ南部・ケニア、タンザニア
カスカラ
(Kaskara)
50〜100cm
(85〜40cm)
0.6〜1.5kgダルフール王国やバギルミ王国で用いられた刀剣
シンプルな直身の両刃剣
鞘は鰐や蜥蜴の皮で作られている
幅広の帯を付けて肩から下げて携帯する
アフリカ北部・スーダン、チャド
カダラ
(Quaddara)
80〜100cm
(70〜80cm)
0.9〜1.1kgキンドジャール(短剣)を大きくしたペルシアの刀剣
直身・幅広・両刃・鋭利な切先を持つ
上流階級の貴族・将軍が用いた為、装飾が施されている
中近東・ペルシア
カラベラ
(Karabela)
90〜100cm
(80〜85cm)
0.8〜1.0kg中近東とその周りで広く用いられた刀剣
握りが剣身とは逆に湾曲している「鷲の頭」と呼ばれる造りになっている
ナポレオンT世が用いた
中近東・オスマン・トルコ、ポーランド
キリジ
(Kilij)
(Kilig)
(Qillij)
80〜90cm
(70〜75cm)
1.1〜1.5kgトルコ語で「剣」を意味する【キリク】を語源としている
シャムシールと類似している
疑似刃(ここでは【イェルマン】と呼ぶ)を持つ物もある
後に帝政ロシアのコサック兵連隊に愛用され「キリチ」と呼ばれて長く愛用された
中近東・オスマン・トルコ/東ヨーロッパ・南ロシア、ウクライナ
グバサ
(Gubasa)
70〜80cm
(55〜65cm)
1.1〜1.3kgダホメ王国の儀式用刀剣
アフェナに非常に類似している
所持する者が官職者に限られており、地位を表す
西アフリカ・ベニン南部
コピシュ
(Kopsh)
(Khopesh)
40〜60cm
(25〜30cm)
0.8〜1.2kg古代エジプトで用いられた刀剣
アッシリアの「サパラ」と同じくS字型で片刃
柄の部分は木製
剣身は大きく湾曲しており総称で「シックルソード」とも呼ばれる
中近東・エジプト
サイフ
(Saif)
(Sayf)
75〜95cm
(60〜70cm)
1.2〜1.8kgアラビアの刀剣
やや広めで湾曲した剣身を持つ疑似刃刀剣
独特なフック状の握りと柄頭が特徴
材質によって名称がある。鉄製:サイフアニット。鋼鉄製:サイフフラド。鉄製で鋼鉄の刃先を持つ物:サイフムダッカル
中近東・アラビア
サパラ
(Sapara)
70〜80cm
(30〜35cm)
1.8〜2.0kg古代アッシリアの片刃刀剣
剣身はS字型で威力はかなり大きい
一般的呼称としてシックルソード(鎌剣)と呼ばれている
斧からの発展型の剣
盾越しに相手を打つことが出来る
古代オリエント・メソポタミア
シャムシール
(Shamshir)
80〜100cm
(70〜90cm)
1.5〜2.0kgこの剣の意味は「ライオンの尻尾」である
最初ペルシアの剣は直刀だったが振り下ろし斬りが主体だった為次第に変形しこの形状になった
「ライオンの頭」と呼ばれる柄を持つ
中近東・ペルシア
ショテル
(Shotel)
75〜100cm
(65〜90cm)
1.4〜1.6kg剣身がS字型に湾曲したエチオピアの刀剣
なかには鉤爪状に極端に湾曲したの物もある
盾を避け構えた者を直接攻撃できる
ただし鞘には収まらない(形が異常な為)
アフリカ北部・エチオピア
セミ
(Seme)
50〜65cm
(40〜55cm)
0.6〜0.8kgマサイ族の刀剣
幅広で短く作られ扱いやすい
オルアラムと同じ様に剣身中央に峰があり頑丈である
握りはシンプルに剣身に皮紐を巻き付けただけである
アフリカ南部・ケニア、タンザニア
タコーバ
(Takouba)
50〜100cm
(40〜85cm)
0.6〜1.5kgベルベル系遊牧民トゥアレグ族の刀剣
直身・両刃・十字型鍔というシンプルな形
剣身は形式が様々である
鞘がカスカラに似てるが違いは腰に巻いて携帯する
アフリカ北部・サハラ
テグハ
(Tegha)
90〜100cm
(80〜90cm)
1.6〜2.2kgトルコで用いられた疑似刃湾刀
トルコの湾刀で最も湾曲している
トルコのこの剣は刃根元(刃が無い部分)ガある
中近東・トルコ、ペルシア/インド
ノゴディップ
(Nogodip)
50〜65cm
(40〜55cm)
0.7〜0.8kgブショング王国に居住したニィム族が用いた戦闘用刀剣
剣身中央部分と根元部分が膨らんでおり木の葉のような形状・幾本かの線が象眼されているのが特徴
木製・鉄製があるがどちらも戦闘用である
儀式用の物もあるがそれは一回り大きくさらに三重の半円模様が象眼されている
アフリカ北部・ザイール
ハウィ
(Hwi)
60〜70cm
(45〜50cm)
0.8〜0.9kgダホメ王国の官職用片刃刀剣
大臣の女官達が携帯していた
官僚の種類によって形状が違う
アフリカ北部・ベニン
フリッサ
(Flissa)
(Flyssa)
90〜120cm
(80〜105cm)
1.4〜1.8kgベルベル系のカビール人の独特の疑似刃刀剣、及び短剣
片刃で長く鋭い切先を持つ
中間部分で幅広になっており丁度刃先が湾曲したように波打っているので切味が増す作りになっている
アフリカ北部・アルジェリア北東部
ベカトワ
(Bakatwa)
15〜90cm
(8〜70cm)
0.5〜2.0kgショナ族の用いた刀剣
直身・両刃・幅広・鋭い切先を持つ
飾り気の無い質素な刀剣だが実戦的で扱いやすい
アフリカ南部・モザンビーク、ジンバウェ
マボムバーム
(Mabombaam)
100〜120cm
(65〜75cm)
1.8〜2.2kgバクフ族やニィム族の用いた儀式用刀剣
長い握りとかなり幅広い銅製の剣身が特徴
あくまで儀式用であり戦闘では使われていない。
剣身に溝が何本も刻まれている
アフリカ北部・ザイール
マムベリ
(Mambeli)
80〜110cm
(70〜95cm)
1.5〜2.2kgアダンデ族やボア族の用いた湾刀
ショテルに似ているがこの剣の剣身はかなり幅が広い
先端が斧のような形状だったり鉤爪が付いてたりする
刃根元に突起部分があり防護役をしていると思われる
やはり盾を構えたものに有効
アフリカ北部・スーダン、ザイール
ヤタガン
(Yatagan)
(Yataghan)
50〜80cm
(40〜70cm)
0.7〜1.0kgソースンパタ(インドの刀剣)を祖先にするトルコの疑似刃刀剣
【く】の字型に湾曲しその内側に刃を持つ
柄頭はゴルフクラブを思わせる形状の物と二つに分かれて耳のような形状をした物がある


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