〜投げ矢〜

名称全長重さ特徴・説明地域
ヴェリトゥウム
(Verutum)
(Vericulumu)
30〜40cm0.1〜0.2kg古代ローマ帝国末期にその軍団兵が用いた超小型投げ矢
盾の後に隠し持ち数人で一斉に投げて相手を混乱させ
白兵戦に持ちこむのが目的
東ヨーロッパ
打根
(うちね)
33〜66cm
(一〜ニ尺)
0.15〜0.25kg弓矢の矢を太く短くした武器で刺突や投擲に使用する
弓矢の様に羽根が3〜4枚ついている
この矢に3m程の紐を結び投擲しても手繰り寄せることも出来る
日本
打矢
(うちや)
25〜30cm0.1〜0.15kg「内矢」とも書く
七・八寸の篦に三寸の羽根をつけたもので「打根」よりも小型の投擲武器
細身で小さく、筒の中に仕込んで振り下ろし投擲する
持ち歩きに便利なので護身用としても用いられた
手裏剣のように投げることも出来る
日本
キシト・ネザ
(KhishitNeza)
60〜90cm0.3〜0.8kgインドの騎兵部隊が用いたダートの一種
全金属製で重く、中央部の握りには螺旋状の刻みが設けられており滑らないようにしてある
ムガールの兵士以外にもラジャプートの兵に愛用され「バーチィ(Berchhi)」と呼ばれていた
柄の部分が木で出来たものもあり「サインティ(Sainthi)」と呼ぶ
インド北部
ダート
(Dart)
30cm程度0.3kg程度先端に尖った部分が付いた投擲武器
矢のように矢羽根・安定翼を付けた物もある
小型で軽い為、持ち歩きに便利だが、威力は高くない
尖った先端を持つ棒、石や骨で出来た尖った頭部を持つ木製の棒、小型の矢のようなもの、と形状は様々
ヨーロッパ
中近東
擲箭
(てきせん)
(チーチエン)
23〜30cm0.07〜0.4kgダートのような投擲武器
先端に向かって太くなった柄に矢尻を付けた構造をしている
太くなっているのは投げやすく威力を高める為
中国/周〜清
飛叉
(ひさ
:フェイチャー)
20〜30cm0.5〜1.0kg先端が2〜5又に分かれている投擲用の「叉」
全金属製で中央の1本だけ先端が矢尻の様な形状になっている
穂先を増やしたのは当然「命中率を高め」、「威力を増す」と考えた為
中国


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