〜欧美の剣〜
欧美の剣
アネラス
(Anelace)
70〜95cm
(55〜75cm)
1.8〜2.0kg身幅が広く重いため威力が大きい(15cmぐらい)
イタリア製ブロードソード
斬撃用
護拳付
短剣「チンクエディア」を実戦向きに改良した剣
(同)ブロードソード
(BroadSword)
アントラーソード
(AntlerSword)
70〜90cm
(55〜70cm)
0.9〜1.1kg柄頭がアントラー(牡鹿の枝角)の形
イヤーソード
(EarSword)
80〜90cm
(65〜70m)
1.2〜1.5kg柄頭と鍔に設けられた円形盤が横から見ると耳(ear)に見える
儀式用
ヴィーキングソード
(VikingSword)
60〜80cm
(45〜60cm)
1.2〜1.5kg中世暗黒時代の切断用刀剣
樋(血溝)がある
(同)ロングソード
(LongSword)
ウォーキングソード
(WalkingSword)
60〜70cm
(50〜57cm)
0.5〜0.7kg一般市民の日常用携帯刀剣
護拳付
(同)タウンソード
(TownSword)
エペ
(Epee)
100〜110cm
(90〜95cm)
0.5〜0.8kgフランス語で「剣」の意味
鍔に半球状のカップガード(cup guard)と言う物が付いている
エグゼキューショナーズソード
(Executioner'sSword)
100〜120cm
(80〜95cm)
0.8〜1.3kg斬首刑用の剣
首を切断するだけなので切先は丸い
装飾が素晴らしい剣
エストック
(Estoc)
80〜130cm
(70〜115cm)
0.7〜1.1kg刺突専用刀剣
断面形状は菱形状
ポーランドやロシアの兵士から「ノッカー(Knochar)」と呼ばれる
チェインメイルなどのメイルタイプの鎧は突き通せる
エスパドン
(Espadon)
180〜250cm
(125〜195cm)
2.9〜7.5kgフランス語で『両手剣』の意
ヨーロッパで15世紀に使われていた両手剣
英:
トゥハンドソード
独:
ツヴァイハンダー
カッツバルゲル
(Katzbalger)
60〜70cm
(50〜60cm)
1.4〜1.5kgランツクネヒト(ドイツの傭兵)が好んで携帯していた剣
鍔を真正面から見るとS字
(同)ブロードソード
(BroadSword)
カットラス
(Cutlass)
50〜60cm
(40〜50cm)
1.2〜1.4kg船上の戦で使用された剣
カーテナ
クルタナ
(Curtana)
120cm
(100cm)
1.5kg英国王戴冠式で王の前に奉持する刃先、切先のない剣(別)ソード・オブ・マーシ
(Sword of Mercy)
(↑)慈悲の剣(宝剣)
カープスタンソード
(Carp'sTangueSword)
60〜90cm
(50〜75cm)
0.7〜1.0kgケルトの民の剣
先端が細くくびれ、握りに向かって一定の広さに太くなった形状で"鯉の舌"に見える
グラディウス
(Gladius)
50〜75cm
(40〜55cm)
0.9〜1.1kgラテン語で「剣」の意味
歩兵用刀剣
切先は尖り、両刃、柄は祖形
クレイモアー
(Claymore)
100〜190cm
(75〜140cm)
2.0〜4.5kg両手剣
スコットランドのハイランダーが用いた剣
十字型の鍔
グレートソード
(GreatSword)
180cm以上
(150cm以上)
4.0kg以上巨大な両手剣
馬や重騎兵を斬る事より長柄武器の柄を破壊する事を目的とする
コピス
(Kopis)
50〜60cm
(40〜50cm)
0.9〜1.0kg全金属製片刃刀剣
S字型湾曲刀
刃は内側
コリシュマルド
(Colichemarde)
70〜100cm
(55〜85cm)
0.8〜1.0kgオットー・ヴィルヘルム・フォン・ケーニッヒスマルク作の剣
片手用刺突専用剣
サーベル
(Sabre)
70〜120cm
(55〜105cm)
1.7〜2.4kg1/3両刃、2/3片刃
直刀、半曲刀、完全曲刀
槍状(刺突)
手斧状(斬撃)
擬似刃状(刺突/斬撃)
(同)シンクレアーサーベル
(Sinclair Sabre)
(同)シュヴァイツァーサーベル
(SchweizerSabel)
(同)バックソード
(BackSword)
サイフォス
(Xiphos)
35〜60cm
(20〜47cm)
0.7〜1.2kg全青銅製刀剣
剣身が木葉状に中央部で膨らみ根本では細身になっている鋭利な刀剣
(古)パスガノン
(Phasganon)
ジャドプラーテ
(Jagdplaute)
50〜70cm
(40〜55cm)
0.6〜0.8kg狩猟用刀剣(名目。実際は飾り)
サーベル状広刃剣身
(別)ハンティングフォールション
(HuntingFalchion)
シャスク
(Shashqa)
(Chacheka)
80〜100cm
(70〜90cm)
0.9〜1.1kgコーサカス地方のチェルケス人特有の剣
緩やかにカーブした刀身と擬似刃を備えている
シュヴァイツァーサーベル
(Schweizersabel)
80〜90cm
(70〜75cm)
1.5〜2.3kgバスタードソードのバリエーションのひとつ
十字型ガード、ナックル・ボウがあった
切先は擬似刃
(同)バスタードソード
(BastardSwoad)
ショートソード
(ShortSword)
70〜80cm
(60〜65cm)
0.8〜1.8kg切先が鋭く握りに向かうにつれ身幅が広くなっている
乱戦を考慮し短く丈夫に作られている
重装歩兵の武器
(同)スクラマサクス
(Scramasax)
(同)バゼラード
(Baselard)
シンクレアー・サーベル
(SinclairSabre)
70〜90cm
(60〜80cm)
1.5〜1.8kg"シンクレアー"とは当時活躍したスコットランドの傭兵隊長の名
握りを保護する籠状の護指がある(籠状ヒルト)
剣身は長く緩やかに湾曲、疑似刃形式が多い、幅広の剣
(同)ブロードソード
(BroadSword)
(別)シンクレアー・ソード
(SinclairSword)
スキアヴォーナ
(Schiavona)
70〜85cm
(60〜70cm)
1.5〜1.7kg"スキアヴォーナ"と呼ばれる独特の籠状ヒルトの付いたブロードソード(同)ブロードソード
(BroadSword)
スクラマサクス
(Scramasax)
(ScrammaScax)
50〜70cm
(40〜55cm)
0.6〜0.8kgいわゆる"戦闘用ナイフ"(同)ショートソード
(ShortSword)
スパタ
(Spatha)
(Spata)
60〜70cm
(45〜50cm)
0.9〜1.0kgグラディウスより長めに作られた剣
馬上からの攻撃(刺突)用
スモールソード
(SmallSword)
60〜70cm
(50〜60cm)
0.5〜0.7kg貴族(紳士)に装身具として携帯された
後に護拳、ソードブレイカーとしての役割を持つスウェプト・ヒルトが付いた
(別)タウンソード
(TownSword)
(別)ウォーキングソード
(WalkingSword)
タック
(Tuck)
100〜120cm
(80〜95cm)
0.8〜0.9kgチェインメイル等の隙間のある鎧を突き通す刺突専用の剣
刃は先端のみ(斬る事は出来ない)
両手で使用出来る様に握りが長く作られている
軽騎兵の補助兵器
(別)メイルピアスィング・ソード
(Mail-piercingSword)
ツヴァイハンダー
(Zweihander)
200〜280cm
(140〜220cm)
3.5〜9.0kg"トゥハンドソード"のドイツ語読み
しかし形状に特徴があるのであえて固有の名を与えられた剣
リカッソ(刃根元)を備えている
このリカッソのお蔭で防御面にも優れている
(同)トゥハンドソード
(TwoHandedSword)
トゥハンドソード
(TwoHandedSword)
180〜250cm
(125〜195cm)
2.9〜7.5kgその名の通り両手で扱う剣
腰に下げて携帯出来ないのでおもに背負ったりかついだりして持ち歩いていた
(同)トゥヴァイハンダー
(Zweihander)
トゥハンド
フェンシングソード
(Two-handFencingSword)
130〜150cm
(90〜105cm)
2.0〜2.5kg両手剣の練習用刀剣
剣身は平たく切刃を備え斬ることを目的としている
ドゥサック
(Dusack)
50〜70cm
(40〜55cm)
1.5〜1.7kgボヘミア地方の片刃刀剣
ロシアでは"テサック"(肉切用大包丁)と呼ばれている
何の飾り気も無い手軽で汎用性のある刀剣
(別)ボヘミアンフォールション
(BohemianFalchion)
ドレスソード
(DressSword)
60〜70cm
(50〜60cm)
0.5〜0.6kg宮廷貴族(自称騎士)らが携帯した儀礼(決闘)用刀剣
バスタードソード
(BastardSword)
115〜140cm
(100〜120cm)
2.5〜3.0kg斬る(片手)・突く(両手)両用刀剣
バゼラード
(Baselard)
(Basilard)
50〜60cm
(35〜40cm)
0.6〜0.7kg刀剣鍛冶の町"ゾーリンゲン"で作りだされた剣(同)ショートソード
(ShortSword)
バックソード
(BackSword)
60〜80cm
(45〜60cm)
0.7〜1.0kg騎兵の用いる片刃剣(少し疑似刃)
鋭い切刃と槍状に尖った切先を備えている
真直ぐな剣身は馬上から敵を突き刺す際、威力を発揮する
(同)ブロードソード
(BroadSword)
バデレール
(Badelaire)
50〜60cm
(40〜60cm)
1.2〜1.5kgフランス語で"反り刀"
広刃で短いサーベル
船上の戦でよく使われる
パラッシュ
(Pallasch)
100〜110cm
(90〜100cm)
0.9〜1.0kg現在も存在している剣
トルコ語の"真直ぐな"を意味するパラーが名の由来
騎兵がサーベルと共に持ち用途別に使用していた
ハンガー
(Hanger)
50〜70cm
(40〜60cm)
1.2〜1.5kg一般市民がよく用いていた
戦闘より日常的役割の方が向いている
疑似刃
ハンドアンド
ハーフソード
(HandAndHalfSword)
110〜150cm
(85〜125cm)
2.2〜3.5kg片手両刃剣
ただ柄を指二、三本分長くしただけ
ビルボ
(Bilb)
60〜70cm
(45〜55cm)
0.6〜0.8kg小型レイピア
ブランデンベルクソードという逸品もある
両刃で血溝を持つ強靭な刃
しかし鎧には通用しない
(別)スモールレイピア
(SmallRapier)
ピローソード
(PIllowSword)
60〜70cm
(50〜55cm)
0.5〜0.6kgベッドに隠した(枕の下)緊急護身用の剣
細身で真直ぐな剣身
身分の高い者が使っていた為装飾が豪華
ファルカタ
(Falcata)
35〜60cm
(28〜45cm)
0.5〜1.2kg内側に切刃のある湾曲剣
ローマ時代に"ヒスパニア製の刀剣"と呼ばれる
柄は「鳥が首を曲げたもの」と「馬が頭をたらしたような形」の二種
ファルクス
(Falx)
120cm
(85cm)
4kg一体成型のS字型金属刀剣
切刃は鎌状に湾曲した内側にある
振り回して威力を発揮する両手剣
ファルシオン
(Falchion)
(Fauchon)
70〜80cm
(60〜65cm)
1.5〜1.7kg英語読みで"フォールション"
片刃の幅広の曲刀
短く重く作られた断ち斬り専用剣
中には反りのある物も存在。中近東の湾曲刀に似ているがそれは別の種類
フォイル
(Foil)
100〜110cm
(85〜90cm)
0.3〜0.5kg実用的な柄を持った刀剣として登場
1750年頃に切先を丸め切刃を無くした練習用刀剣になって登場
今でもフェンシングで使われている
一般的にフルーレ(Fleuret)と呼ばれている
フォセ
(Faussar)
(Faussal)
(Faus)
100〜120cm
(70〜85cm)
3.0〜4.0kg"曲がった物"の意
剣身は湾曲し鎌状になっている
肩越しに構え振り下ろした際威力を発揮出来るよう剣身が厚く重く作られている
先端はある程度両刃
棟側には棘状の刻みが付いており引っ掛けて斬る、横殴りに突き刺す、馬の足を刈ることが可能
(別)ファン
フランベルク
(Flamberg)
70〜80cm
(55〜60cm)
0.8〜0.9kgドイツの初期型フランベルジェ
両手剣ではなく波刃状のレイピア剣身
フランベルジェ
(Flamberge)
130〜150cm
(75〜85cm)
3.0〜3.5kgこの両手剣の剣身は波刃状で傷口を広げるのに有効
ブロードソード
(BroadSword)
70〜80cm
(60〜70cm)
1.4〜1.6kg両刃打ち斬り用刀剣
軍事用重剣
暗黒時代、中世初期に比べると幅は広いものではない
細身の剣が全盛してた頃に登場した幅広い刃をもった剣、という一時的な呼び名
(同)スキアヴォーナ
(Schiavona)
(同)カッツバルゲル
(Katzbalger)
(同)ワルーンソード
(WalloonSword)
(同)アネラス
(Anelace)
(同)レイテルパラッシュ
(Reiterpallasch)
ベイダナ
(Beidana)
50〜75cm
(40〜65cm)
0.8〜1.3kgイタリアの農夫が愛用していた片刃刀剣
手元から刃先に向かって徐々に身幅が広くなり10cmにもなる
ボアスピアーソード
(BoarSpearSword)
90〜100cm
(20cm)
1.4〜1.6kg形状が猪の牙に似ていた為この名がついた
戦闘ではなく狩猟で対獣で使われた剣
射出武器が発達すると共に姿を消す
(別)ボアソード
(BoarSword)
(別)サシュワーター
(Sauschwerter)
(別)ハンティングソード
(HuntingSword)
マカエラ
(Machaira)
50〜60cm
(35〜40cm)
1.1〜1.2kg斬ることを目的とした全金属製片刃湾曲刀
戦刀として片手でも両手でも使用できた
兵種を問わず広く用いられた
マンプル
(Manople)
60〜100cm
(45〜80cm)
2.2〜2.5kgゴーントレット状柄を持つ
拳の上辺りには鉤爪が付いている
三又になった剣身と鉤爪、手にはめるという事で扱いが難しい
威力はかなりのもの
レイテルパラッシュ
(Reiterpallasch)
80〜100cm
(70〜85cm)
1.8〜2.2kg半籠状護拳を持つブロードソード
騎兵部隊専用刀剣
両刃で切先を持つが刺突戦闘にも使われる
(同)ブロードソード
(BroadSword)
レイピア
(Rapier)
80〜90cm
(70〜75cm)
1.5〜2.0kgフランス語の"刺突剣"が語源
儀礼用の剣として登場し重鎧が廃れた頃実戦向きが登場した
ロムパイア
(Rhomphair)
(Rumpia)
100〜200cm
(55〜105cm)
2.5〜5.0kgS字型刀剣
切刃は内側に付いている
柄の部分は長さがハッキリとはわかっていない
ロングソード
(LongSword)

前期:
80〜90cm
(60〜70cm)
後期:
80〜100cm
(60〜80cm)
前期:
1.5〜2.0kg
後期:
1.5〜2.5kg
(前期):
 身幅が3〜5cm程で刃も厚く作られている
 補強で厚い剣身をもった剣
(後期):
 鋼(刃金)が用いられた為、薄く軽くなった
 切先が鋭くなった為刺突戦闘も可能に
(同)ヴィーキングソード
(VikingSword)
(別)ナイトソード
(KnightSword)
ワルーンソード
(WalloonSword)
60〜70cm
(50〜60cm)
1.2〜1.4kgワルーン人が用いた剣
鍔は二つに分かれており片方はポメルに接続されナックルガードの形をしている
この鍔は"貝鍔"と呼ばれ側環が発展、変化したもの
ナックルガードと対になった所に"サムリング"という親指を引っ掛ける突起物が付いている


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