ルナティックドーン 前途への道標
〜剣士【芹雄】の冒険記〜

〜 第五章 〜

探し物はなんですか?


 日紫国・東方都市にて貴重な武具を手に入れ、何か目的が出来たようだ。

芹雄:「そうだったな…前の世界でも色んな武具を強奪してたっけ……ウフフ。」

<セリオス>:[『ウフフ』ってお前、爆裂にキモイぞ。そういえば前回は貴重武具は装備されてなかったら盗めたんだったなぁ…今回は楽だな。 ところで、嫁さん探しはどうすんだ?もう諦めるのか?]

芹雄:「ん?あぁ…どうせなってくれないんだから、もう諦……め…う、うぅ…」

<セリオス>:[? どうした?]

芹雄「うわ〜ん、嫌じゃ〜!絶対嫌じゃ〜!!」

<セリオス>:[うおッッ!ンな、泣かんでも…だったら序に探せばいええがな。]

芹雄:「うん…グスッ…ヒック。うぅぅ…」

<セリオス>:[(子供化しとる…)]


 と、いうわけで取り敢えず貴重な武具を探しながら若いオナゴ(これだけは絶対)に声をかける方針になった。先ず最初のターゲットは武の達人。 これは装備している物は良く解っていないが本人が強いから装備品も良いのだろうと勝手に想像していた。

 で、何事も無く【砂海都市】という竜江国の首都に辿り着いた。それまでに茫洋の港町に寄ったが、仲間に入る若いオナゴはいなかった。 ちなみにめぼしいアイテムも無かった。

芹雄:「到着〜!さてと、情報ならここに武術の達人がいる筈だ。ククク…待ってろよ、【達人装備】!」

 勝手に命名すんなよ

<セリオス>:[(おや?落ち込んでるか怒ってると思ったが…)]

 と、町に入った瞬間住民らしい男が話し掛けて来た。
男:「物を盗まれない為には信頼のおける家族を家に置いておくのさ。」

(ぷち)

<セリオス>:[(ゲはッッ!なんつーことを…!タイミング、悪すぎ!)]

 更に

男:「どんな時も一番頼りになるのは家族だよ。」

<セリオス>:[(ぎゃわーーー!!追加すんな〜〜〜〜〜〜!!)]

(ブチッ!!)

<セリオス>:[(あ…あ〜ぁ…)]

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

芹雄一人やったら悪いんか!ゴルァァァァ!!

≪ゴキャッ!ヒルルルル…ドシッ…ドッ、ザリリリリリッ!≫
 錐揉み状態で回転しながら吹っ飛ぶ不幸な町民A(♂)。受け身も取れず無様に着地(?)&バウンド&スライディング(?)。

芹雄:「フゥゥッ…フゥゥッ………キョオォォォォォォォォ!!!

<セリオス>:[……八神○?]

男:「ひッ?ひぃぃぃ!すいませんでした〜〜〜〜!」

 逃げる町民A(♂)。まぁ当然か。死ななかっただけマシであろう…いや、確実にクリティカルだったのだが…良く生きてたな…

芹雄:「ちぃぃッ!いきなり嫌な気分にさせやがって!うがぁぁぁぁ!」

<セリオス>:[まぁまぁ…さ、達人を探そうぜ。]

芹雄:「…おぅ…そうだな。」

 達人は大体冒険者を待っているので直ぐにわかった。

芹雄:(ふむ…あれが武術の達人【香春】か…って、女性やんけ!うわ〜…鎧を盗むつったって女性から…これじゃ変態じゃないか…)

 既に充分過ぎる程、素敵に無敵に変態です。「フォオオオオオオオ!」って言ってるあたり…

芹雄:「ええぃ!戸惑ってる場合か!行くぞ!」

 どうするのか?と思いきやいきなり脱がしに掛かる芹雄。

香春「キャ―――――――――――――!?!?」

 痴漢行為です。完璧に変態です。にしても、流石は武術の達人。悲鳴も殺人級の破壊力です。

香春:「何するか!?この変態ィィ!!」

≪ピシュピシュ…ズガッ!≫

 【武の宝珠】の奥義「二連撃」。いきなり食らう。死にそうになったがなんとかバニッシュで逃亡。

<セリオス>:[うわ〜…スゲェ…つーか、いきなり奥義かい。]

 そしてロード。


 何度も変態扱いされながらも数回チャレンヂし、【明光鎧】をゲットだぜ!

芹雄:「ふい〜…やっとこさ成功したか。さてさて…早速防御力の程は…ハッッ!!!

 ふと気付く。この鎧は盗んで間も無い…イコール、脱ぎたてのほやほや(死語)。ちょっとドキドキする芹雄。ちなみに【香春】さんは28歳でした。

芹雄:「え…ええんかな…?きゃ〜!(装着!)……あ、あふぅ……」

<セリオス>:[『きゃ〜!、あふぅ…』て、アンタ…。で、どない?]

芹雄:「……………重い…俺には合わないね、これは。」

<セリオス>:[そうか、無駄だったな。それはそうと何で鼻血出しながら自分を抱き締めてるんだ?気持ち悪いから止めろ。]

芹雄:「あぁぁぁぁ……オナゴのかほり…くんかくんか…はぁぁ〜ン、香春たん、ハァハァ…」

<セリオス>:[そっちか…]

 香りを嗅ごうとしているが、鼻血の所為で嗅げない。『くんかくんか』とは口で言ってるが、実際には≪ジュビビビ、ジュビビビ≫と鳴っている。


 用事が済んだので次は酒場だ。さすが首都だけあり、結構な人数がいた。若いオナゴも一人だけ発見

<セリオス>:[さぁ、仲間に誘ってきな(多分断られるだろうけど)。]

芹雄:「ああ…行って来るよ…はぁぁ……」(どうせ断られるんだろうなぁ…)

 相手は【欲望に従う】藍玲。チャイナドレスを着、髪の毛を団子結いにしている19歳の女性。

芹雄:(取り敢えず話だけするか。)「あの…ちょっといいかな?」

藍玲:「ハイ?何アルか?」

芹雄:「あ、あの…もし今後の予定が無かったら仲間になって欲しいんだけど…どう?」(うわ〜、言っちまったよ〜)

藍玲:「いいアルよ。私も仲間を探そうとしてたトコロだったから、丁度良かったアル。」

芹雄:「…そうですか…そうですよね。やっぱ、ダメですよね…アハハは…はは…は…………は?」

藍玲:「え?いや、だからいいって…」

芹雄「は―――――――ッ!?」

藍玲:「きゃッ!吃驚した…何アルか!?」

芹雄:「ご、ごめん…いや、まさか仲間になってくれるとは思ってなくて…つい…」

藍玲:「ふーん…」

芹雄:「あ…ゴメン!おねがいします!考え直さないで〜〜〜!」(必死)

藍玲:「……ま、いいアル。じゃ、その事も含めてアナタの事、訊かせて欲しいアル。それからネ。旅に出るのは。」

芹雄:「あ、あぁ…有難う。助かるよ。では…コホン!え〜…俺の名は―――――

 と、遂に仲間が出来た芹雄。しかも若いオナゴでチャイナ。これからどうなる?

以下、次号!


第五章

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